SLもおか30年祝う 下館駅で出発式 茨城・筑西
茨城新聞
2024年3月25日
茨城県筑西市と栃木県茂木町を結ぶ真岡鉄道真岡線の蒸気機関車(SL)の運行30周年を記念した出発式が24日、筑西市の下館駅で開かれた。筑波山などをデザインした記念のヘッドマークを掲げて節目を祝った。
真岡線は下館-茂木間の17駅(41.9キロ)を結び、1994年3月に集客の目玉として「SLもおか」の運行を始めた。現在はC12形が土日曜を中心に運転。真岡線SL運行協議会によると、2023年末までに3973日運行し、乗客数は延べ104万352人に上る。
式典で、同協議会副会長の須藤茂筑西市長は「これからも多くの方にご利用いただき、良い思い出をつくってほしい」とあいさつ。C12形は「出発進行」のかけ声で汽笛を鳴らし、煙を上げながら出発した。
友人と訪れた筑西市の長津洋子さん(68)は「SLが走っているというだけで地域の目玉。これからもずっと走ってほしい」と話した。
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