“忍者の館”がライブハウスに 夜間営業スタート 真田忍者ミュージアム(群馬・東吾妻町)

上毛新聞
2024年3月13日

JR群馬原町駅前にある忍者道具の展示と体験施設「岩櫃(いわびつ)真田忍者ミュージアム(にんぱく)」(群馬県東吾妻町原町)が、夜間にライブハウスとしての営業を始めた。手裏剣など忍者道具の展示スペースを開放。忍者づくしの空間で音楽を聴く、特別な体験を提供する。

ライブハウスの名称は「RED STONE(レッドストーン)」。同町の岩櫃城跡を拠点とした戦国武将、真田氏に由来する赤色と、建物が大谷石造りであることにちなんで名付けた。30人ほど収容できる会場として演奏会などの開催依頼があれば貸し出す。

にんぱくを運営する合同会社「岩櫃城忍びの乱」の斎藤貴史代表によると、ミュージシャン側からの要望を受けて企画した。駅前は夜間に人が集える場所が少なく、にんぱくの夜間営業で地元の活性化にもつながると考えたという。

斎藤代表は「地域に愛されるミュージアムとしていろいろな形に取り組みたい」としている。

こけら落としは、梶原順さんと関根彰良さんによるアコースティックギターデュオ「一弦(イヅル)」のライブで、溶け合うように調和する2本のギターの音色を聴衆が楽しんだ=写真。キッチンカーも出店した。