スキー場「マウントジーンズ那須」が閉場 30年間ありがとう…別れを惜しんで500人が集団滑走

下野新聞
2024年3月12日

地元をはじめ多くのスキー、スノーボード愛好家に親しまれた栃木県那須町大島のスキー場「マウントジーンズ那須」が10日、30年の営業に幕を下ろした。家族連れなど約1500人が来場し、ゲレンデに別れを告げた。

運営する東急リゾーツ&ステイ(東京都渋谷区)は、近年の暖冬や少雪を理由に今季限りの閉場を決めた。最後のシーズンは記録的暖冬に見舞われたが、8日前後からの降雪で全面が雪に覆われ、好天の下、最終日を迎えられた。

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最後のイベントとして約500人による集団滑走を実施。「30年間ありがとうございました」と書かれた横断幕と共にゲレンデをゆっくりと滑り降りた。滑走を終えると「今までありがとう」などと感謝する声が上がり、涙を流す人もいた。

藤本秀隆支配人(58)は「最後に雪が降り、きれいなゲレンデになって良かった。皆さん、ありがとうございましたという思いでいっぱい」と感謝した。

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