真っ赤な炎と黒煙が広がる渡良瀬遊水地 “4県境エリア”の春の風物詩「ヨシ焼き」に2200人

下野新聞
2024年3月5日

栃木県栃木市、小山市、野木町など4県4市2町にまたがる渡良瀬遊水地で3日、春の風物詩「ヨシ焼き」が行われた。

4市2町などでつくる「渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会」が主催。希少植物の発芽促進や病害虫駆除などを目的に毎年実施している。

午前8時半ごろ、ヨシ原の各所で火入れが行われると、真っ赤な炎と黒煙が広大なヨシ原を包んだ。

周辺の土手には約2200人の見物人が訪れ、迫力ある景観を写真に収めるなどしていた。毎年訪れるという栃木市、写真愛好家の男性(78)は「ギャラリーも多く、熱気を感じた」と話し、カメラのシャッターを切っていた。

ヨシ焼きは当初2日に実施予定だったが、強風などの影響で延期していた。

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