スイレン涼しげ、暑さ癒やす知らせ 関東甲信梅雨入り

下野新聞
2016年6月6日

 気象庁は5日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より3日早く、昨年より2日遅い。

 宇都宮地方気象台によると、5日の県内は、午前中は南部を中心に曇りがちだったが、午後は全域でおおむね晴れ、気温が上がった。佐野で27・5度、大田原で27・3度と7月上旬から中旬並となった。

 宇都宮市今里町の「猿沢の池」では、スイレンが見頃に。地元住民有志が管理する約500平方メートルの池全体に広がり、約8割が開花している。5日の同市内は最高気温が26・7度まで上がり、日差しを受けながら花片を広げていた。

 普段からタニシ取りに訪れるという同市上河内西小6年手塚紗菜(てつかさな)さん(11)は「花が咲ききる途中の薄ピンク色の頃が一番好き。もう少し晴れの日が続くといいな」と話していた。

 関東甲信地方は、今後1週間も前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見込み。梅雨明けは平年だと7月21日ごろになる。

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