初夏の風物詩、クリンソウ見頃 奥日光の千手ケ浜
下野新聞
2016年6月3日
奥日光の初夏の風物詩、クリンソウが見頃を迎えた。群生地がある中禅寺湖の千手ケ浜周辺は2日、大勢の見物客でにぎわった。
日光自然博物館によると、今年は暖冬の影響で開花が10日ほど早く、現在は八分咲き。この日は平日ながら、赤沼車庫から千手ケ浜への低公害バスを待つ人で行列ができた。
同所、旅館業伊藤誠(いとうまこと)さん(66)方では、約1ヘクタールの敷地に群生するクリンソウが赤や白の花を付け、木もれ日に輝いていた。初めて群生地を訪れた佐野市吉水駅前1丁目、主婦望月百合子(もちづきゆりこ)さん(65)は「心が癒やされます」と話していた。
15日ごろまでは楽しめるという。千手ケ浜までは期間中、低公害バスが1日最大16本、菖蒲ケ浜などからの遊覧船が3本運行される。
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