お薦め地巡り御城印獲得 茨城県央9市町村スタンプラリー JR東と連携
茨城県水戸市など県央地域9市町村が「お薦めスポット」9カ所を巡り「御城印」を獲得するスタンプラリーを実施している。水戸芸術館や国営ひたち海浜公園などお薦めスポット9カ所を全て訪れると、9市町村の代表的な城館をあしらった限定オリジナル御城印がプレゼントされる。取り上げられているのは水戸市の河和田城など、現存しない城館である点が特色だ。9市町村がJR東日本の観光ウェブサービス「ひたちのくに紀行」と連携し企画した。
お薦めスポットは、水戸芸術館タワー(水戸市五軒町)、かさま歴史交流館井筒屋(笠間市笠間)、国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡)、木内酒造本店(那珂市鴻巣)、空の駅そ・ら・ら(小美玉市山野)、小幡北山埴輪(はにわ)製作遺跡公園(茨城町小幡)、ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワー(大洗町港中央)、道の駅かつら(城里町御前山)、東海村歴史と未来の交流館(東海村村松)の9カ所。
スマートフォンアプリの「Spottour」を利用し、衛星利用測位システム(GPS)の位置情報から、スタンプが自動的に得られる仕組みだ。スポットを巡る順番は自由で、9カ所全てのスタンプを集めると特典受け付け画面が表示され、JR水戸駅か友部駅の交換窓口で提示することで、御城印がもらえる。
城館は河和田城(水戸市)、笠間城(笠間市)、夤賓閣(いひんかく)(ひたちなか市)、額田城(那珂市)、小河城(小美玉市)、小幡城(茨城町)、磯浜海防陣屋跡(大洗町)、御前山城(城里町)、石神城(東海村)。磯浜海防陣屋跡は水戸藩士が詰めて異国船を監視し、大筒などを備えた地であることから選ばれた。
スタンプラリーは昨秋スタート。御城印は2400セットが用意されている。水戸市交通政策課は「御城印は近年、御朱印とともに人気が出てきた。ぜひ巡って記念にしてほしい」と参加を呼びかけている。