涸沼の魅力、発信アプリ 沿岸3市町連携でPR

茨城新聞
2017年3月29日

涸沼沿岸の鉾田、茨城、大洗の3市町などでつくる「ラムサール条約登録湿地ひぬまの会」(会長・小林宣夫茨城町長)は、スマートフォン・タブレット向けの無料公式観光アプリ「ひぬまナビ」の配信を始めた。各市町が連携して、ラムサール条約に登録された涸沼の魅力をPRするとともに、地域の観光情報を発信するのが狙い。

現在配信されているのは、試用段階に当たるベータ版だが、オオワシやヒヌマイトトンボをはじめとする涸沼の希少な生きものを写真付きで紹介するほか、各市町の観光情報の閲覧、GPS機能を使ったルート案内などのコンテンツも備えている。

今後は、画面上に浮かび上がった茨城町の「ひぬ丸くん」、大洗町の「アライッペ」といった涸沼周辺のマスコット・イメージキャラクターと一緒に写真を撮れるサービスを追加する予定。このほか、各市町の観光PR動画も視聴できるようにするなどの機能を順次拡大していく方針だ。

アプリに対応している端末は現在、米グーグルの「アンドロイド」にとどまるものの、近く米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」でも利用できるようにする。

同会は「3市町が連携して配信する初めてのアプリ。今まで知られなかった観光情報や、涸沼の魅力に触れてほしい」としている。

問い合わせは、同会事務局の茨城町町長公室企画政策課ラムサール推進室(電)029(292)1111

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