かつては日米野球の会場にもなった“野球の聖地” 栃木・宇都宮の宮原球場の建て替え工事が完了

下野新聞
2024年2月26日

老朽化などのため建て替え工事が行われていた栃木県宇都宮市陽南4丁目の宮原運動公園野球場が完成し、市は21日、4月1日に供用開始すると発表した。3月から利用予約を受け付ける。

新球場は総工費約17億円。面積約1万4千平方メートル、本塁-左右両翼間98メートル、本塁-中堅間122メートル。旧球場の特徴だった内野の赤土は黒土に、外野は天然芝になった。スタンドは3階建てで約1200席。

隣接地には3人制バスケットボールコートも整備する。市教委スポーツ振興課の大嶋ふゆ子課長は「使ってもらってこそのスポーツ施設。歓声が響く日が待ち遠しい」と話した。

3月27日には開場式典と、近隣3中学校の野球部による記念試合を行う。

同球場は1932年、宇都宮常設野球場として現在の宮の原小の場所に建てられ、34年に日米野球最終戦の会場となり沢村栄治やベーブ・ルースらが出場した。61年に現在地へ移り、2017年から解体、建て替え工事が行われていた。

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