イチゴ農園がスイーツ専門店をオープン　やよいひめのスムージーや大福　群馬・伊勢崎市

群馬県前橋市のイチゴ農園「ストロベリークワバラ（桑原いちご園）」が、直営のスイーツ専門店「fragola（フラゴラ）」を伊勢崎市太田町に開業した。県育成品種「やよいひめ」をたっぷり使ったスムージーや大福、ヘルシーフードとして注目が集まる「アサイーボウル」のイチゴ版などを販売する。早ければ今春からジェラートの提供も始める。

イチゴに混ぜる物を牛乳、豆乳、ヨーグルトから選べるスムージー（550円）や、イチゴとあん、生クリームを餅で包んだ大福（あずき、抹茶、チョコ各350円）を用意。看板商品の「フラゴラボウル」（1380円）は、イチゴで作ったベースの上に、イチゴやブルーベリー、ミックスクランチなどをトッピングした。パックや贈答用のイチゴ（600円～）も販売する。

代表の桑原佑樹さん（30）は都内の食品メーカー勤務後、イチゴ農家での修業を経て、2019年に地元の前橋市に農園を開いた。妻のポーリンさん（25）や従業員と約2800平方メートルの農地でやよいひめなど3種類を育てている。22年の県いちご品評会で最高賞の県知事賞を受賞した。

桑原さんは「イチゴの栽培も販売も従来の方法にとらわれず挑戦していきたい」と話す。ポーリンさんは「楽しめるお店にしたいので気軽に立ち寄ってもらえたらうれしい」と呼びかける。

午前11時～午後5時。不定休。テイクアウトのみ。公式インスタグラムやグーグルマップで情報を発信する。