規格外のリンゴで冷凍アップルパイ フルッタ フレッダ(群馬・渋川市)
上毛新聞
2024年2月4日
群馬県渋川市石原の菓子工房「フルッタ フレッダ」が、わずかな傷のため売れないリンゴを使ったアップルパイを商品化し、冷凍販売している。代表の福島秀美さん(38)は「アップルパイが苦手だった」といい、作り方を工夫してリンゴの風味や食感を楽しめる商品に仕上げた。
福島さんは同市祖母島で夫の実家が経営するリンゴ園を手伝い、規格外で廃棄されるリンゴの多さに心を痛めた。 無駄にしたくない一方、アップルパイのシナモンや際立った甘さは苦手。自分が食べたい味を探した。
最小限のざらめだけを使い、リンゴの風味を消さない甘さにした。煮詰め過ぎず食感を残し、アイスの感覚でさっぱり食べられるよう凍らせた。在庫管理しやすく、ロスを出さないためでもある。
品種は「ふじ」「ぐんま名月」「シナノゴールド」など。1個当たり通常サイズ350円、ハーフ200円。インスタグラム(https://www.instagram.com/frutta_fredda/?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D&utm_source=qr)のメッセージから受注販売。JR上越線敷島駅に隣接するコミュニティーカフェ「駅のえんがわ」(水~土曜営業)でも提供している。