<栃木・県南グルメ>七色の落書き(野木)淡麗塩そば 繊細かつしっかりとした旨味のラーメン

下野新聞
2024年1月20日

一度聞いたら忘れないインパクトのある店名。店主の秋元文雄さん(35)は「子どもが自由に落書きをするように、いろいろなラーメンを作ってみたかったので」と話す。

店主お薦めの「淡麗塩そば」(850円)は繊細さの中に、しっかりとしたうまみを感じさせる。

肉付きの良い岩手産「十文字鶏」の鶏がらを使用した濁りのないスープは、沸騰させないギリギリの温度で4~5時間火入れする。塩だれは沖縄の塩「シママース」に昆布、シイタケ、魚介だしを加えることで奥行きを出している。

「スープ以上にこだわっている」という自家製の細麺は特徴の異なる3種の小麦粉をブレンド。喉越しが良く、小麦の風味が感じられる仕上がりとなっている。タレに3種のしょうゆを使用した「淡麗醤油そば」(850円)も人気だ。

介護職を10年以上続けていたが、趣味で自作ラーメンを友人や同僚に振る舞ったり、副業で栃木市の人気店「麺堂HOME」で働いたりしたことなどを契機に開業を決意。昨年1月、地元の野木町に店を構えた。

「おいしいだけでなく、お客さまに楽しんでもらえるお店にしていきたい」と目標を語る。

▼メモ 栃木県野木町丸林408の1。午前11時~午後2時、午後6時~8時30分(日曜は午前11時~午後3時)。月曜、第2、4日曜定休。電話番号非公開。

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