茨城県大洗水族館 ダンゴウオの「横綱」

茨城新聞
2017年3月11日

水族館に“横綱”登場-。12日に大阪府で開幕する大相撲春場所に臨む牛久市出身の新横綱、稀勢の里関を応援しようと、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館が、横綱にちなんで「ヨコヅナダンゴウオ」の展示を始めた。水槽内を元気に泳ぎ回り、時折、腹部の吸盤を特設の土俵に付ける姿が見られる。

同水族館によると、ヨコヅナダンゴウオは、北大西洋や北極海など寒い海域に生息。雌は50センチ、雄は30センチ程度に成長し、同じ仲間の「ダンゴウオ」が全長3センチ程度なのと比べると、大きさは「横綱級」だ。

展示しているのは、カナダのバンクーバー水族館で繁殖した6匹。いずれも成長途中で、体長は約15センチ。同じ水槽内に仕切られたケースではダンゴウオも展示され、体の大きさも比較できる。近くには稀勢の里関をイメージしたパネルも設置する。

同水族館は「『稀勢の里関頑張って』との思いを込めて企画した。展示を見ながら、応援してほしい」と話している。

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