奥日光でEVカーシェアリング、栃木県が実証事業へ ホテルや旅館に貸し出し、2017年度から

下野新聞
2017年3月8日

 県は2017年度から、奥日光地域で宿泊施設と旅行者が電気自動車(EV)を共同利用する「カーシェアリング」の実証事業を行う方針を決めた。

 ホテルや旅館などにEVを貸し出し、日常業務で使ってもらうほか、旅行者にも有料で観光周遊などに利用できるようにする。環境負荷の少ない次世代自動車の普及に取り組み、環境に優しい観光地としてブランド化にもつなげたい考え。

 県は旅行会社やレンタカー会社などの民間企業に業務委託し、EVの効果的な運用方法の提案や事業の効果などを検証する。EV1台分の委託料として、17年度当初予算案に200万円を盛り込んだ。

 県環境森林政策課によると、奥日光地域は宿泊施設を中心にEV用充電器が11基ある。