茨城・結城で初のライトアップイベント 12月3日、9日にはマルシェ出店などの催しも
茨城県結城市と市観光協会は3~9日、市の歴史をテーマにした初のライトアップイベント「結城家物語-結城ひかりの陣」を開く。戦国時代に最盛期を迎えた結城家の菩提寺・乗国寺全体を光で照らすほか、山門をプロジェクションマッピングで彩る。
3日と9日は特別企画として住職による講話会やマルシェ出店、市内のゆかりの地散策ツアーなどといった多彩な催しを展開する。
結城家は平安~江戸期に結城市を拠点に活躍。初代朝光は源頼朝の側近で、18代秀康は徳川家康の次男として知られる。
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今回のイベントは、結城家最盛期とされる16代政勝の時代に焦点を当てる。歴史や文化財を観光資源として活用し、市の魅力向上につなげるのが狙い。
これまでも有名声優を起用したボイスドラマの制作や流鏑馬イベントなどを展開してきたが、今回はその集大成的な位置づけとなる。
乗国寺全体のライトアップは午後4~8時。目玉となるプロジェクションマッピングは午後5~7時半(30分おき約5分間)に計6回、結城家を題材とした映像を山門に投影する。来場者にはオリジナルの光るブレスレットをプレゼントする。
3、9日の特別企画では、お家断絶から再興を果たし最盛期を迎えた結城家について乗国寺住職が講話。政勝の僧形座像公開や、ワークショップ、マルシェ出店などもある。
インスタグラムでは、結城家ゆかりの地を題材としたフォトコンテストも実施。応募は市観光協会のアカウント(@kankoyukishi)をフォローする。
小林栄市長は「アフターコロナの文化振興や経済交流を図るとともに、訪れた皆さんに元気と笑顔をお届けしたい」と来場を呼びかけている。
入場無料。イベント詳細はホームページ参照。(問)結城市商工観光課0296・34・0421(平日のみ)。