豊作を願い、大豊竹奉納 鹿島神宮
茨城新聞
2017年2月20日
鹿嶋市宮中の鹿島神宮で3月9日に開かれる祭頭祭(さいとうさい)に向け、五穀豊穣(ほうじょう)を願うシンボルとなる「大豊竹(だいほうだけ)」がきのう、奉納された。今年の祭頭祭で当番を務める奥野谷郷(神栖市、山本信三郎祭事委員長)によって長さ約18メートルのマダケ1本が同神宮の拝殿前に供えられた。
大豊竹は五穀豊穣を祈る祭りの象徴的な存在。当番地区が約1年かけて丹精に育てたマダケを奉納し、祭り当日の最後に行われる「春季祭」で粉々に砕く。
きのう早朝、鹿嶋市内で掘り起こしたマダケを祭事委員約20人で担ぎ、はやし歌に合わせて拝殿前へと運び入れた=写真。竹は、昨年当番の萩原郷(神栖市)の委員長を務めた木内政和さん(58)が寄進。山本委員長(70)は「祭りに向けていいスタートが切れた」と話した。今後は、26日に地元で祭頭囃(ばやし)を披露する「廻(まわ)り祭頭」、3月5日に息栖神社への奉納が行われる。
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