レンコン焼酎発売 茨城・土浦市企画「土浦恋婚」 甘い香り、味わいすっきり
生産量日本一を誇るレンコンをPRしようと、茨城県土浦市が企画した地元産レンコンの焼酎「土浦恋婚(れんこん)」が出来上がり、今月に入って販売が始まった。レンコンを蒸した時のような甘い香りや味わいで、すっきりと爽やかな飲み口が特徴。同市のほか、かすみがうら、つくば、阿見、牛久の5市町のスーパーや酒屋などで販売している。
原料のレンコンはJA水郷つくば(同市)から仕入れ、明利酒類(水戸市)が製造した。アルコール度数は25度、1本720ミリリットル入りで、税込み1980円。ラベルは黄色地にレンコンの図柄で、土浦市内の書家が商品名を揮毫(きごう)した。
同社によると、今年5月にレンコン800キロを使って仕込みを行い、半年間の熟成期間を経て、約2000本を生産。レンコンと米こうじの割合や、レンコンを蒸す時間など調整を重ね、納得いく味に仕上げたという。同市の農産物を活用した焼酎は、そば焼酎の「土浦小町」に続く第2弾となる。
市役所で1日、お披露目会が開かれ、同社の加藤高蔵会長は「必ずやいいものを作ろうと試行錯誤を続け、おいしい焼酎ができた。そば焼酎とセットで大いに宣伝したい」とあいさつ。安藤真理子市長は「この日をずっと楽しみにしていた。土浦の新たな名産として発信していきたい」と述べた。
同社は25、26日に開かれる市産業祭でブースを構え、2商品を販売する。