現代アジアと地方テーマの映画 自主製作作品を群馬・前橋と高崎で11日公開 埼玉・深谷市ではミャンマー描いた作品を12日
現代のアジアと地方をテーマにした自主製作映画「世界が僕らをまっている」=写真=が11日、群馬県の高崎と前橋の両市内で上映される。地方の金属回収業者を舞台に、苦難や挫折を経験した主人公が東南アジア系の外国人と関わりながら成長していく人間ドラマになっている。
俳優の末廣拓也さん、木野いちかさん、栗山陸さんらが出演している。金属資源リサイクル事業、稲荷山(高崎市八島町、笠原貴行社長)のプロジェクトチーム「ザ・イナリジョン」が、同社の創業55年を記念して製作した。笠原社長が原康平名義で監督を務め、県内でロケをした。
入場無料。上映は高崎電気館(高崎市柳川町)が11日午後1時からと3時半から、前橋シネマハウス(前橋市千代田町)が同2時から。時間は約2時間。
クーデター後のミャンマー描く 12~25日、深谷で
2021年の軍事クーデター後の圧政下のミャンマーを描いた映画「ミャンマー・ダイアリーズ」=写真=が12~25日、酒蔵を改装した埼玉県深谷市のミニシアター「深谷シネマ」で限定上映される。
ミャンマーの匿名作家10人による短編映画と交流サイト(SNS)に投稿された一般市民の記録映像から成る作品。22年のベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞を受けた。
12日は日本国内での配給・宣伝を手がける映画監督、藤元明緒さんの舞台あいさつとトークショーを行う。期間中は亀山仁さんの写真展「ミャンマーの日常」も同時開催する。
当日一般1300円など。興行収入から映画館への配分や経費などを引いた収益は、ミャンマー避難民の支援団体に寄付される。上映開始は12~18日が午後3時20分、19~25日が同7時40分。14、21日は休館。
詳細はこちら