茨城交通 高速バス、山形まで延伸 11月1日から
茨城新聞
2023年10月31日
茨城交通(茨城県水戸市)は、高速バス「水戸-ひたちなか-日立-相馬-仙台線」の路線を11月1日から山形県まで延伸する。乗り換えなしで水戸市から山形市まで約330キロを6時間ほどで結ぶ。交流人口の増加と利便性を向上させることが狙い。
同社によると、今年8月、東日本大震災の影響が落ち着きを見せていることから、同路線を東北自動車道経由から常磐自動車道経由に変更。これにより水戸-仙台間の所要時間が約30分短縮する。その分利便性と収益向上のため山形市まで延伸を決めた。
また、同路線は長距離移動となるため、同社は利用客の乗り心地を追求する。12月からは1席ずつ独立した「3列独立シート」を導入予定という。同社担当者は「山形県の温泉地をはじめ、茨城県を訪れる観光客の需要が高まることに期待している」と話す。
予約は同社高速バス予約センターまたは予約サイト「ハイウェイバスドットコム」で受け付ける。
山形までの料金は、山形行き、水戸行きとも平日は5千~6千円。土日祝日や繁忙期は5500~6500円となる。予約センター(電)029(309)5381(午前9時~午後6時)。