バックナンバーがバイトしたあの店も 28日から伊勢崎まちなか文化祭 39店に思い出の逸品 群馬・伊勢崎市

上毛新聞
2023年10月27日

今年で3回目の「伊勢崎まちなか文化祭」が28日、群馬県伊勢崎市の曲輪町や本町など伊勢崎駅南側の中心市街地で開幕する。作品展や演奏会、講演会が各地で展開され、協力店には「我が家の逸品」としてユニークな思い出の品が並ぶ。市の歴史や文化を知り、店の魅力に触れる機会となりそうだ。11月12日まで。

「逸品」は39店が大正時代の電話(銭兵商店)、昭和30年代の蓄音機(親玉本店)などを公開。ロックバンド「back number(バックナンバー)」のボーカル、清水依与吏さんが伊勢崎商業高時代にアルバイトをしていた高沢クリーニングは、清水さんのサイン入りTシャツやギターのピックを展示する。

駅前広場で28日午前11時と午後1時、同市出身の民謡研究家・作曲家の町田佳聲(かしょう)(1888~1981年)が伊勢崎銘仙の宣伝と普及で作曲した「からりこ節」の実演がある。赤石楽舎では28日に投扇興体験、伊勢崎絣展示と機織り体験(4、5日)などを行う。

市民有志による実行委員会(相川裕保会長)が主催し、見どころや史跡散策マップを盛り込んだ冊子(B5判、38ページ)を無料配布。「街歩きを楽しんで」と来場を呼びかけている。

問い合わせは事務局(☎0270-25-0082、相川考古館)へ。

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