廃材で作ったごみ箱に「花畑」描く 群馬県庁31階「ギンガム」プレオープンイベント

上毛新聞
2023年6月22日

にぎわい創出に向けて群馬県が県庁31階に整備したマルシェ&キッチン「ギンガム」が18日、プレオープンし、廃材を活用してギンガムで使用するごみ箱を作るイベントが開かれた。県内外の5組の親子が「花畑をつくる」をテーマに個性あふれる絵を描き、色とりどりの作品を完成させた。

群馬県庁31階「ギンガム」が18日にプレオープン ライブ配信できるキッチンや人工芝の丘で交流を

ごみ箱は廃棄されるはずだった直径30センチ、高さ60センチほどの紙製の筒を使用。参加者は格子柄を入れることを条件に構図を考え、はけや筆で色を塗った。元気いっぱいのヒマワリ、グラデーションが美しい花々、突き抜けるような青空と山、夜空を彩る花火のようなごみ箱が出来上がった。

何羽ものツルが花をくわえて空を飛んでいる姿を描いた桐生境野小4年の宮野敬一君(9)と、同2年の怜さん(7)の兄妹は「群馬県は鶴舞う形。電車が好きなので、格子状の線路を描けて楽しかった」と話した。

ギンガムは「空の上にまちをつくる」をコンセプトに老若男女が気軽に訪れて交流し、県産食材を使った料理や商品の魅力を発信する場として設けられた。フロアの中央部には丘をイメージして人工芝を敷いた空間があり、前橋の中心市街地を一望できる。

イベントは県から委託を受け、ギンガムの総合プロデュースを担うソトコト・シェフズラボ(東京都)などが企画した。25日はギンガムと、全面芝生となった県民広場のお披露目を兼ねたイベント「県庁リボーンフェス」が開催される。

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