日光・今市地区で10月13、14日に「マチナカバル」復活 洋食、寿司、イタリアン…17店舗で飲み歩きを

下野新聞
2023年10月11日

栃木県日光市今市地域の飲食店有志でつくる「今市マチナカグルメ会」主催の飲み歩きイベント「バル」が4年ぶりに復活する。「シン・マチナカバルin今市」と銘打ち、13、14の2日間、今市地域の中心市街地で飲み歩きが楽しめる。新型コロナウイルス感染症の影響ですっかり外食の機会が減る中、同会の金子翔一郎代表(32)は「飲み歩きでも食事でも、そこで出会える生身の人との触れ合いを楽しんでほしい」と呼びかけている。

今市地域で開催されるバルは2014年から始まり、19年からは同会が主催するようになった。しかし、翌20年には世界規模でコロナウイルスがまん延し、外食する人は激減。飲食店はテイクアウトに比重を移したほか、「リモート飲み会」が流行するなど、夜の街から人の姿が途絶え、バルも開催を見送っていた。

今年春ごろから徐々に人は戻り始めたが、飲食店からは「まだまだ少ない」と憂う声も上がっていた。そうした声にも押されてバルの再開を計画。コロナ感染症が5類に移行したのを機に、準備を進めていた。

マチナカバルには、洋食やすし、そば、居酒屋、イタリアンなど同会の17店舗が参加。2日間とも午後5時~翌午前1時のうちで各店が定めた時間帯に、チケットと引き換えに特別メニューの中から飲み物と料理を1品ずつ提供する。

チケットは3枚つづりで前売り3300円。当日券は3500円で、午後4~8時に小倉町ポケットパークに設ける本部で数量限定で販売する。

「なじみの店でも新しい店でもそこでの出会い、コミュニケーションが飲み歩きや外食の魅力」と金子代表。「そうした楽しみ方をもう一度知ってもらいたい」と話した。(問)同会事務局070・2658・0623(午後2~8時)。