鉄道の魅力発信 D51復活35年でフェスタ JR高崎支社
JR東日本高崎支社は11月末まで、鉄道の魅力を多彩なイベントを通して発信する「たかさき鉄道フェスタ」を開いている。秋のSL運行期間(10月1日~11月30日)と、D51型蒸気機関車(SL)復活35周年に合わせた行事で、14日には高崎駅2番線ホームでイベント列車の出発式を開く。
「デゴイチ」の愛称で親しまれるD51は1972年、八高線での走行を最後に運行を終了したが、88年に上越線後閑駅前で展示されていた車両が復活を果たした。同フェスタではD51復活から35周年となるのを記念した限定ヘッドマークを用意した。
「鉄道の日」の14日に開く出発式は、午前9時40分から開始。高崎駅2番線ホームで、関係者が横川行きのイベント列車を見送る。ディーゼル機関車(DL)で、最後尾にはSLも連結される。
21、22の両日は同市問屋町のビエント高崎で開催される物産イベント「上州どっと楽市」に、同フェスタの一環として鉄道体験ブースを出展する。SLの動力源となる石炭に模した石をエンジンにくべる投炭(とうたん)体験や、駅長の制服着用体験などを用意している。
11月4日には「信越線みんなで手を振ろうプロジェクト」と題し、同9時47分高崎発横川行きの電気機関車(EL)に向かって同線沿線から手を振り、最後部に接続されたSLにエールを送る。10月20日から同線の各駅で手旗を配布する。同支社は「列車運行の妨げにならない場所からのエールを」と呼びかけている。
問い合わせは同支社(☎027-320-7111、平日のみ)へ。
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