栃木・那須塩原の“ハンタマ”がキャンプ場に 広大なゲレンデ活用 秋限定でプレオープン
東急リゾーツ&ステイ(東京都渋谷区、粟辻稔泰社長)が運営するスキー場「ハンターマウンテン塩原」(栃木県那須塩原市湯本塩原)は、ゲレンデを活用してオートキャンプ場をプレオープンした。今季は11月5日まで営業し、利用者の声を踏まえ、2024年5月のグランドオープンを目指す。
同スキー場は夏のイベントとしてゲレンデをユリで彩る「ゆりパーク」を開催していたが、新型コロナウイルスの影響で21年以降、休止。コロナ下の行動制限が緩和されたことや、キャンプ人気を受け、眺望の良い立地を生かしてキャンプ場の運営に初めて乗り出した。
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キャンプ場は今月15日オープン。ゲレンデの5.5ヘクタールに43区画を設けた。標高が約1150メートルあるため見晴らしが良く、夜は星空を楽しめる。紅葉を一望できるゴンドラも、11月5日まで運行している。
区画は広さ別に4種類あり、最大の「ワイドホーム」(約289平方メートル)は大型テントも余裕を持って設置できる。電源付きの区画も6カ所用意した。料金は1区画1泊6600~8800円。斜面を利用しているため、傾斜が約5~10度ある。
吉田美照支配人は「土日の予約は好調に推移している。利用者の声を聞いて改良を加え、来年のグランドオープンを目指したい」と話した。