コーヒーの売り上げを途上国の給食費に ホテルサンダーソン(群馬・前橋市)が賛同 三本珈琲プロジェクト

上毛新聞
2023年10月2日

群馬県高崎市に支店を置く三本珈琲(コーヒー)(横浜市)が、コーヒーの売り上げの一部を途上国の学校給食費に充てる「サンシャインコーヒープロジェクト」を県内でも展開している。天国社中央(前橋市天川大島町、福井謙一社長)が運営するホテルサンダーソン(同市石倉町)が賛同し、寄付対象となるコーヒーを購入して宿泊客に提供、支援に協力している。

プロジェクトは、国連世界食糧計画(国連WFP)の日本の公式支援窓口、NPO法人国連WFP協会(横浜市)が実施する「レッドカップキャンペーン」の一環で行う。キャンペーンは国内企業や消費者が「レッドカップ」のロゴが入った商品を購入すると、売り上げの一部が国連WFPを通して途上国に寄付される。

コーヒー産地の多くが途上国という現状から、三本珈琲は昨年5月、コーヒー業界として初めてキャンペーンに参加。高崎支店(高崎市高関町)を拠点に、本県でも参加企業を募っている。

ホテルサンダーソンは、購入したコーヒーを朝食に提供している。福井社長(40)は「会社のビジョンとして持続可能な開発目標(SDGs)を推進している。少しでも途上国の発展や貧困をなくすことに貢献したい」と強調する。三本珈琲高崎支店の西沢太介支店長(44)は「コーヒーを通して、飢餓に苦しむ人たちに食料を届ける支援を広げていきたい」と語った。県内ではこの他、ホテルメトロポリタン高崎(同市八島町)が賛同している。

2022年度のプロジェクトの寄付金は約145万8000円に上り、国連WFPを通して4万8620食分の給食が途上国に提供される見込み。

キャンペーンには国内の食品業界をはじめ、アパレル、サービス業など80社以上が参加。累計約2600万人の子どもたちに給食を届けている。国連WFP協会の担当者は「世界には学校給食を食べられない子がたくさんいる。子どもたちの夢や希望につながるよう、支援の輪に加わってほしい」と呼びかけている。

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