ワンちゃんに柿の種 米菓メーカーと開発 群馬・高崎市のファミッジ

上毛新聞
2023年9月30日

ドッグフードの製造販売を手がけるファミッジ(群馬県高崎市、田中翔平太社長)は、米と鹿肉を使ったジビエスナック「柿の種屋さんのわんちゃんのおやつ」=写真=を、業務用米菓製造の阿部幸製菓(新潟県小千谷市、阿部俊幸社長)と共同開発し、インターネット販売を始めた。

少子化が進む中でペットを飼う人が増え、「愛する家族の一員」との考えが浸透。栄養価や安全性に配慮したペットフードが求められるようになり、両社が技術を持ち寄って開発につなげた。

両社は鹿肉に米粉を加えることで、「よりスナック感覚の商品に仕上げた」とする。米粉は新潟県産で食用菜種油のみを使った無添加、グルテンフリー。1袋70グラムで1430円。

田中社長は「ワンちゃんのためにおいしく安心なフードを作ることはもちろん、地域の名産を利用した商品開発を通して地域活性化に役立てたい」と話している。

現在は同製菓のウェブサイトで購入できる。今後、土産店やサービスエリア(SA)、空港などでも販売する。

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