漫画1万5000冊、群馬県内で最多 太田市の新図書館が2024年度オープン
上毛新聞
2023年9月23日
群馬県太田市が、新田庁舎や新田図書館の老朽化に伴い、同市新田地区に整備を進めている太田西複合拠点公共施設(仮称)に関して、図書館スペースに漫画本を約1万5000冊そろえることが分かった。漫画本所蔵数は県内の公立図書館で最多となる。子どもからシニア層まで幅広い世代に利用してもらうことで、地域住民の憩いの場とする方針。
同施設は鉄骨造り2階建て、面積は約3700平方メートル。1階に受け付けなどがあり、2階フロア全てを図書館スペースにする。今年1月に着工し2024年度中に完成予定。
図書館スペースは新田図書館のリニューアル工事として進められている。所蔵冊数は新田図書館の18万冊から大幅に増加し、22万冊になる。漫画本の数は2500冊から6倍に増える。
同市の図書館を管轄する市学習文化課などによると、県内の公立図書館の漫画本所蔵数はみどり市立図書館の約1万2000冊が最多。同課は「子どもから大人までが楽しめる幅広いジャンルの漫画本をそろえて利用促進につなげたい」としている。
施設には図書館スペースの他に保健センターや行政窓口もあり、事務手続きに訪れる市民らに気軽に施設を利用してもらい、憩いの場となるよう整備を進めている。
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