群馬の「住みここち」 物価、防災は1位、でも総合22位
賃貸住宅大手の大東建託(東京都港区)は23日、「街の住みここちランキング」の今年の調査結果を発表した。住民満足度を示す「住みここち」の「生活利便性」「行政サービス」など8項目のうち、群馬県は「物価・家賃」で4年連続、「防災」で2年連続それぞれ1位となった。全体の順位は22位(昨年20位)だった。トップは4年連続で東京都で、神奈川県、兵庫県が続いた。
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「物価・家賃」は、物価水準に比べて所得がやや高いことが理由の一つに挙げられるとした。自治体別では榛東村が7位、昨年1位だったみなかみ町が12位。
昨年から項目に加えられた「防災」は、津波被害をはじめとする自然災害に強く、企業のインターネット用サーバーやデータセンターがあることなどを背景に地盤の固さが評価された。自治体別ではみなかみ町が7位だった。
住んでいる場所以外を挙げる「住みたい街」は、群馬県は23位(昨年25位)だった。1位は4年連続で東京都、2位は福岡県、3位は沖縄県だった。
調査は国内の20歳以上の男女を対象に実施。「住みここち」は2019~23年の5回分の計80万6722人(うち本県在住者1万506人)の回答を累積して集計。在住地への満足度を点数化し、平均値を出して今年のランキングとした。「住みたい街」は23年の18万5549人の回答をまとめた。
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