お茶の専門店が作るかき氷「まっちゃ」　ふくよかな香り広がる　群馬・前橋市の小松園《炎天のオアシス》

小松園（群馬県前橋市大利根町）
お茶の専門店が作るかき氷「まっちゃ」（500円）が人気だ。上品な抹茶「小倉山」をぜいたくに使ったシロップがふわふわの氷になじみ、口に運ぶとふくよかな香りが広がる。注文のおよそ6割はこの商品。子どもにも「まっちゃ」のファンは多いという。

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酷暑だった2017年にかき氷の販売を始めた。夏場はお茶を買う人が大きく減る。少しでもPRしたいとの思いから、店の一角をかき氷売り場に改装した。小鮒幸康（こふな・ゆきやす）社長（66）は「昔は『暑い季節に熱いお茶』と言っていたが、今はそれどころではない暑さ。かき氷を通じてお茶の良さを味わってほしい」と話す。

高崎市内の有名店が出す抹茶かき氷は小松園の商品を使っている。小鮒社長の妻、麻子さん（49）は店から氷の削り方などを学んだ。氷は「奥秩父源泉の純氷」。「やっと削り方のこつをつかんできた。さっぱりしたかき氷で元気になってほしい」と願う。

かき氷「ほうじ茶」は500円。いちご、マスカット、夏みかんなどは300円。あずきとミルクのトッピングは各50円。

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■小松園
群馬県前橋市大利根町1-37-10
営業時間　月曜から土曜は午前10時～午後6時（ラストオーダー5時半）
日曜は午後1～5時（ラストオーダー4時半）
電話　027-251-3200