シロワニの幼魚死ぬ アクアワールド茨城県大洗水族館 死因は不明

茨城新聞
2023年6月7日

アクアワールド茨城県大洗水族館(同県大洗町磯浜町)は6日、絶滅危惧種のサメの仲間「シロワニ」の幼魚が死んだと発表した。飼育員が同日午前8時に飼育水槽の底に沈んでいる幼魚を見つけた。死因は不明という。

同館によると、5日夕方は幼魚に異常は見られなかった。同館は死因を検証し、今後の繁殖と飼育展示に役立てる方針。

幼魚は、2021年に続き繁殖に成功した国内2例目の個体で、5月7日に誕生。同じ親による繁殖は国内初だった。当初は浮力が調整できなかったとみられ、同館は水槽の底に沈む行動や遊泳の乱れなどを確認していた。飼育員が浮力維持のために空気を吸わせるなどの処置を行ったところ、安定した泳ぎをするようになっていた。