観光客呼び込め 動画CMで 大洗をPR

茨城新聞
2016年12月21日

観光資源が豊富な大洗をPRしようと、大洗町が動画CMの公開を始めた。CMには、今年3月から大洗大使を務めているプロレスラーの蝶野正洋さんを起用。高い知名度を生かして観光客を呼び込みたい考え。大洗に関連する写真の投稿を会員制交流サイト(SNS)で募る公募型キャンペーンも合わせて実施し、専用サイトに掲載することなどで魅力発信の「拡散」を狙う。

町商工観光課によると、CMは全5種類。このうち導入部に当たる約80秒のCM第1弾が動画投稿サイト「ユーチューブ」(「大洗町の公式観光情報」チャンネル)で公開されている。町のイメージキャラクター「アライッペ」が大洗の魅力を記者会見でPRしていたところ、蝶野さんが「大洗を観光したいんだ!」と乗り込み、2人で大洗に向かう内容だ。

映像は全て町内で11月初旬に収録された。導入部を除いた4種のCMは編集が終了次第、順次公開される予定。アクアワールド県大洗水族館や大洗磯前神社、めんたいパーク大洗、町漁協「かあちゃんの店」といった町内の観光地を2人が巡る内容という。

このほか、公募型の企画も用意。大洗に関連する写真を、ツイッターかインスタグラムで「♯大洗キャンペーン」のハッシュタグを付けて投稿すると、専用のキャンペーンサイトに掲載されるほか、5種類のCMとは別に制作される予定のCMにも使われる。投稿した人には、蝶野さんのサイン入りTシャツや大洗の特産品が抽選で贈られる。

町はJR東日本を通じて同社管内の駅構内にポスターやチラシ計約5万枚を掲示し、参加を呼び掛ける。

町担当者は「大洗の魅力を知ってもらい、実際に来ていただき、町でベストショットを撮影して投稿する一連の企画となっている。多くの方に参加してほしい」と話した。

問い合わせは同課(電)029(267)5111か大洗観光協会(電)029(266)0788。写真の投稿は、来年3月末まで。

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