春の行楽シーズンがやって来た 金精道路が開通し、数十台の車やバイクが通行 群馬・片品村

上毛新聞
2023年4月29日

群馬県片品村に春の行楽シーズン到来を告げる金精道路(国道120号)の開通式が25日、同村東小川の菅沼ゲートで開かれた。標高約1800メートルの金精トンネルを経て、同村と栃木県日光市を結ぶ17.6キロ区間の冬季閉鎖が同日正午に解除され、待ちわびた行楽客の車列が通行した。

関係者50人が開通式の神事に臨み、通行者の安全を祈った。梅沢志洋村長は「3年間のコロナ自粛が済み、多くの観光客に事故なく来てほしい」と期待した。

テープカットの後、尾瀬太鼓が勇壮な音を響かせる中、数十台の車やバイクが日光方面に走り出した。通行止めの丸沼ゲート前に前日から並び、15回連続の一番乗りという栃木県佐野市の中田敏明さん(74)は「今年は雪が解けてきれいになった道と風景を楽しみたい」と話した。

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