砕氷艦の模型や観測活動の写真 向井千秋記念子ども科学館(群馬・館林市)で「南極」展

上毛新聞
2023年4月30日

南極やその観測活動を紹介する企画展「南極観測を支える人々」が5月28日まで、群馬県館林市の向井千秋記念子ども科学館で開かれている。日本の観測拠点、昭和基地に物資を輸送する海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」の模型や観測活動の写真など約40点を紹介。23日は南極から持ち帰った氷も展示した。

しらせの斎藤一城副長(50)=同市=が展示に協力した。会場には南極海の塩分濃度や水温調査の成果、雪上車の輸送といった、しらせの観測協力を捉えた写真、南極の強風でちぎれてしまった自衛艦旗などが並ぶ。

南極の基本情報や観測の目的、歴史を説明するパネル、ペンギンの等身大模型もある。見学した日本宇宙少年団館林分団の4人は「氷が冷たい」「ペンギンがかわいかった」と興味深そうだった。

午前9時~午後5時(入館は同4時半)。5月1日以外は月曜休館。入館料は高校生以上330円。5日にも南極の氷を展示し、斎藤副長の解説会(午前9時~正午、午後1~4時の2回)を開く。問い合わせは同館(☎0276-75-1515)へ。

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