版画作品で「水府」PR 竜神大吊橋や特産物… 茨城・常陸太田の中学生、道の駅に展示

茨城新聞
2023年4月3日

茨城県常陸太田市立水府中学校(同市町田町、根本俊彦校長)の1年生12人が美術の授業で制作した版画によるポストカードが、市内の観光施設などに掲示されることになった。「水府地区の魅力を伝える」をテーマにした作品で、生徒たちは「多くの人に見てもらえてうれしい」「地域の良さが伝われば」と期待する。

版画のポストカード制作は、郷土愛を育む「ふるさと教育」の総合的な学習と美術のデザインの授業を組み合わせた取り組み。生徒一人一人が地域の良さを考え、約3カ月をかけて完成させた。絵柄には竜神大吊橋や青蓮寺、凍(し)みこんにゃくなど観光名所や特産物などを選び、生徒同士で意見交換しながらアクリル絵の具を使って色鮮やかに仕上げた。

木村史(ふみと)さん(13)は「山田川の近くから見た竜神峡をイメージし、自然を輝かせる色使いを意識した。たくさんの人に常陸太田の魅力を知ってもらえたらうれしい」と話す。会沢昊(こう)さん(13)は「バンジージャンプの楽しさと四季の美しさを題材にしたので楽しさが伝われば」、寺沼美咲さん(13)は「カワセミとブドウの色に変化をつけて魅力を表現した」と作品を紹介する。

校外での展示は、根本校長が同中のコミュニティ・スクール(学校運営協議会)の委員に、生徒たちの作品への思いを伝えたことがきっかけ。12人の作品を1枚のラシャ紙にまとめ、同市観光物産協会が協力して、市役所のロビー、「道の駅ひたちおおた」(同市下河合町)、竜神大吊橋(同市天下野町)の3カ所に掲示する。道の駅では29日から展示を始めた。

美術担当の大内優貴教諭は「積極的、主体的にテーマを見つけ、発想が豊かで遊び心もあり、1年生らしい元気な作品になった。デザインは人に伝える作品で、校外展示は意欲につながる」と歓迎。根本校長は「言葉でなくても地域の思いを伝える機会になる」と期待する。