荒船風穴の案内看板を新装、デザイン統一・多言語表示 群馬・下仁田町
上毛新聞
2023年4月9日
冬季休業を終え、4月1日から見学客の受け入れを再開する世界文化遺産、荒船風穴(群馬県下仁田町南野牧)で、同町が公開エリア内にある案内看板を新装した。看板のデザインを統一し、総合案内板などにQRコードを導入。看板の数も従来の23基から32基に増やした。多言語表示や詳しい解説が閲覧でき、見学客に価値を分かりやすく伝える。
これまであった23基は、設置時期ごとにデザインにばらつきがあった。記載内容を整理し、新たに遺構跡地を示す標識や誘導標識などを置いた。視認性を高めようと、全ての看板の色や書体を統一した。
総合案内板のQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、看板の情報が英語、中国語、韓国語の3カ国語に翻訳される。解説標識は、操業時の写真や史跡の構造といった詳細な情報も表示される。
町教委文化財保護係は「(風穴は)来年で世界遺産登録から10年を迎える。節目を盛り上げる一助になってほしい」と期待を寄せる。
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