目玉商品求め、にぎわい 西武筑波店で閉店セール

茨城新聞
2016年12月14日

来年2月28日に閉店が決まっているつくば市の百貨店、西武筑波店(同市吾妻)が13日、閉店売り尽くしのセールをスタートさせた。全フロア一斉売り尽くしで、冬物では5千円均一のコートなど目玉商品も多く、店内は買い物客らでにぎわいを見せている。第1弾は25日まで。

売り尽くしは婦人服売り場のほか、紳士、子供向け商品も処分価格を提供。14、15日は、婦人カシミヤマフラーやニット、紳士アウターや毛布など日替わりでお買い得品が用意される。

2階セール会場で洋服を選んでいた同市手子生の主婦、沼尻美智子さん(71)は「開店した時から洋服も化粧品も、ずっと西武筑波店で買っていた。閉店は寂しいが、最後まで利用する」と閉店を惜しんだ。

同店は1985年3月8日に開店。30年以上にわたって地域に親しまれてきたが、郊外型のショッピングモールの台頭などによる全国的な百貨店業界の業績低迷を背景に今年8月、来年2月末の閉鎖が決まった。

同店販売促進担当の高野由起夫さんは「百貨店の総力を挙げた品ぞろえ」と来場に期待している。同店は6階催事場でお歳暮ギフトセンターも25日まで開設している。

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