鮮やかな朱色ミツマタ見頃　 春らんまん咲き誇る花々　鹿沼

【鹿沼】上永野のそば店「嵯峨」が敷地内で運営する庭園「花の森　嵯峨ガーデン」で約６００本のアカバナミツマタがかれんな花を咲かせ、園内を朱色に染めている。

約１ヘクタールの園内には１００種類ほどの樹木や草花があり、四季を通じて里山を彩っている。アカバナミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木で、小さな花が集まった頭状花（とうじょうか）が特徴。数年前から植栽を進めてきた店主酒巻豊（さかまきゆたか）さん（６７）によると、２７日現在で七分咲き。天候にもよるが４月半ばごろまでは楽しめるという。

夫婦で来園した栃木市城内２丁目、主婦福富浩子（ふくとみひろこ）さん（８０）は「赤いミツマタは珍しい。こんな場所があったとは知らなかった」と話した。

庭園の開園時間は午前１０時半～午後４時。４月２日はケーナ奏者Ｒｅｎさんの演奏会、飲食店や雑貨店など約２０店舗が集まるイベントが開かれる。