「石の物語」展 きょう開幕 宇都宮美術館 2教会の建築美紹介

下野新聞
2023年2月19日

宇都宮市内の「カトリック松が峰教会聖堂」と「日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂」を中心に、教会建築の歩みなどを紹介する「宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語」展(宇都宮美術館、下野新聞社主催)の開会式が18日、行われた。内覧会では関係者約140人が、大谷石を用いるなどした教会建築の魅力に触れた。19日に開幕する。

会場には、両教会を中心とした写真パネルや油絵、模型、資料など計60点が展示されており、キリスト教や西洋建築といったさまざまな観点から、両教会を設計した2人の建築家の工法など、教会建築の特徴や歴史を紹介している。

開会式で宇都宮美術館の佐々木吉晴(ささきよしはる)館長は「両教会は90年前に建てられ、戦前から戦後にかけ宇都宮の街が発展していく過程で歴史、文化の一部を担ってきた。宇都宮の良さを再発見してほしい」と話した。内覧会では、大谷石で再現した聖ヨハネ教会の塔屋や両教会の模型などに注目が集まっていた。

4月16日まで(月曜、3月22日休館)。コレクション展料金一般310円、大学・高校生210円、小中学生100円。宇都宮市在学、在住の高校生以下は無料。