「農、食、遊び、健康の商業施設」26年5月開業へ 高崎玉村スマートIC近くの大規模施設 事業者決まる
群馬県高崎市が関越自動車道の高崎玉村スマートインターチェンジ(IC)近くに計画する大規模集客施設について、高崎工業団地造成組合(管理者・富岡賢治市長)は6日、公募型プロポーザルで募集していた分譲の優先交渉権者を不動産賃貸業の阿佐見産業(伊勢崎市)など4社のグループに決定したと発表した。物販や飲食店、子どもの遊び場などを備えた総合的な商業施設を提案したことを評価した。2026年5月の開業を目指す。
阿佐見産業は農業のグループ企業も抱えており、流通などのノウハウを高崎市の農産物振興に生かす。他3社は群成舎(同市上並榎町)、国際警備(同市江木町)、農産物輸出などを手がけるアンテナ(東京都千代田区)。今後、市と詳細な施設内容について協議し、正式な契約を経て施設建設や運営を担う。着工は24年11月を予定する。
市によると、4社グループの提案は「農、食、遊び、健康を提案するパーク型商業施設」がテーマ。市内の農産物や全国の海産物を販売する施設を整備し、パスタやスイーツなどの飲食や入浴の施設も設ける。敷地は関越道の出入り口を挟んで東西に分かれるため、歩道橋を設置して電動カートを往来させる。
プロポーザルには2件の参加表明があり、事業提案書を提出したのは4社グループの1件だった。1月に審査会を開いた。
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