小田城の「御城印」販売 茨城・つくば市 家紋、不死鳥、愛猫の3種
茨城新聞
2023年2月10日
茨城県つくば市小田の国史跡「小田城跡」を訪れた記念にしてもらおうと、同市は小田城跡歴史ひろば案内所で小田城の「御城印」の販売を始めた。市文化財課の職員が小田城を居城とした小田氏をイメージしてデザインした。家紋や不死鳥をあしらった3種類で、売り上げは市の歳入とし、文化財の保護や展示施設の管理費などに充てる予定。
市文化財課によると、小田城は鎌倉時代から戦国時代までの約400年間、常陸国南部に勢力を持った小田氏の居城。市が城跡を整備し、2019年度に「小田城跡歴史ひろば」として開園した。22年に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、小田氏の祖である八田知家を俳優の市原隼人さんが演じたことでも話題になった。
デザインは①小田氏の家紋である六州浜を描いた「通常版」②小田氏最後の城主で戦に負けても何度も復活した小田氏治をイメージして不死鳥を描いた「不死鳥版」③小田氏治の肖像画に描かれた猫をモチーフにした「愛猫版」-の3種類。各種1枚300円。購入は1人各種3枚まで。
同課の担当者は「昨年の試験販売でも好評で、来場者からの要望も多かった。御城印が来場の記念になればうれしい」と話した。