工夫いっぱい 昔の生活道具 歴史資料館で企画展

上毛新聞
2023年1月28日

ガスや電気が普及していない時代から使われていた道具を紹介する企画展「すごいぜ!昔の道具たち」が4月2日まで、群馬県玉村町歴史資料館で開かれている。農業や炊事に使われた102点を展示している=写真。

大正期ごろまで使用され、どの方向を向けてもろうそくが水平に保たれる手持ち用の明かり「龕灯(がんどう)」など、昔の人々の工夫が分かる道具が並ぶ。ちゃぶ台や白黒テレビを配置し、1955年ごろの住宅の居間を再現したコーナーもある。

展示品には漫画による分かりやすい解説が付く。同館の加藤満理子さんは「展示した道具から、かつてはどのような暮らしをしていたのか想像をしてほしい」と話している。

午前10時~午後4時。月~水曜と2月11、23日は休館。問い合わせは同館(0270-30-6180)へ。(村上真代)