茨城・さん歩の駅 下妻マルシェ 水曜市が活気 雑貨やグルメ楽しみに

茨城新聞
2023年1月18日

茨城県下妻市砂沼新田の市観光交流センター「さん歩の駅サン・SUNさぬま」広場で、手作り雑貨などを販売する「下妻マルシェ水曜市」が定着してきた。砂沼の南側に面した眺めの良い場所で、同センターの利用者や観光客も立ち寄りやすい。今年も11日から始まった。主催者でキッチンカーを出店している牛久市の中沢芙雪さん(42)は「平日にささやかに集まれる場所。新たな地域コミュニティーとして続けたい」と話している。

水曜市を主催する中沢芙雪さん(左)と夫の正好さん

 

「ようこそ、いらっしゃい」-。昨年12月21日の水曜市。砂沼のほとりに手作り作品や野菜販売、キッチンカーなど12店が出店した。訪れた人たちは店頭の商品や看板を眺め、思い思いの時間を過ごしていた。

中沢さんは夫の正好さん(62)とともに移動販売「FOODTRUCK Nakazawa」を運営し各地に出店。2人は東京都内で居酒屋を切り盛りしていた経験を持ち、キッチンカーでは芙雪さんが接客、正好さんが調理を担当する。魚をメインにした和食メニューで、銀むつ煮の弁当などが人気だ。

水曜市のきっかけは2020年6月にマルシェ事業を行う知り合いに砂沼の場所を教えてもらったこと。「雰囲気とロケーションが良かった」と芙雪さん。まずは単独で毎週水曜に出店を続け、昨年2月から水曜市を始め、既に三十数回開催した。正好さんは「定着してきたので、みんな声をかけてくれる」とうれしそうに話す。

出店者は各地から集まってくる。手作りアクセサリーなどを販売する「TUNAGARI」の竹内章絵さんは常連だ。住まいの栃木県市貝町からは約1時間かかるが「平日のマルシェは少ない。アットホームで楽しく、お客さんもついてくれている」と話す。知人と訪れた下妻市の荒川安莉さんは出店者に顔見知りもいるという。「ここに来れば誰かに会えるのがいい」と歓迎し、情報交換の場にもなっている。

コロナ禍の終息は見通せないが、屋外なので密集を避けて開催できるのも利点。これまで恒例の水曜市のほか、犬やハワイをテーマにしたマルシェも開催した。芙雪さんは「小さいマルシェでも楽しみに待ってくれる人がいる。水曜日になったら『マルシェに行こう』となるといい。地域の人に喜んでもらいたい」と意欲的だ。開催時間は午前10時~午後2時。情報は交流サイトで発信している。