馬肉店「桜馬」が群馬・前橋にオープン 馬刺しを家庭で手軽に、希少部位も

　群馬県で珍しい馬肉の専門店が、群馬県前橋市元総社町にオープンした。希少なタテガミをはじめ、さまざまな部位の馬刺し肉を販売。桜肉ファンや、健康志向の人らが訪れている。

県道沿いに現れる「馬肉」

前橋市中心街からイオンモール高崎方面へ県道127号（西毛広幹道）を進むと、「馬肉」と書かれた大きな看板が目に入る。11月24日にオープンした馬肉専門店「桜馬（さくらば）」。白を基調とした店内には写真や馬の絵が飾られ、ゆったりした音楽が流れる。一般的な「お肉屋さん」とはちょっと違う雰囲気だ。

馬肉好きが高じて店を開いたオーナーの唐沢宏紀さん（37）は「好きな人は多いのに、県内で馬肉を買える店は少ない。普段の食事で気軽に食べられる食材として広めたい」と話す。馬肉は低カロリーで高タンパクな食材として、健康や美容に関心がある人の注目が高まっているという。

赤身（100グラム税込み810円）のほか、ヒレ（同1080円）、コウネとも呼ばれるタテガミ（同1080円）など30種類以上を販売。ネギトロ丼のようにご飯に乗せて食べる「馬とろ」（200グラム1566円）もおすすめという。

家庭で食べやすい小分けのパックで売るほか、飲食店からの注文にも対応している。馬油を使ったコスメ商品や、ペット用の馬肉のジャーキーも扱っている。

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