燃ゆる土佐楓 【2022 とちぎ紅葉めぐり】大田原・御殿山公園

下野新聞
2022年11月16日

大田原市佐久山の御殿山公園で約80本の「土佐楓(とさかえで)」が真っ赤に色づき、紅葉が最高潮を迎えている。

同市観光協会によると、土佐楓は江戸時代中期、四国・土佐藩主の子弟山内資敬(やまのうちすけたか)が、佐久山城主の福原家へ養子入りした際に持参したと伝わる。

15日は時折小雨に見舞われたものの、落ち葉のじゅうたんの上を傘を手に散策する来園者の姿が見られた。宇都宮市中央5丁目、無職藤井康久(ふじいやすひさ)さん(77)は「しっとりと雨にぬれた葉の趣が素晴らしいですね」と目を細めていた。

見頃は20日ごろまで。25日まで午後5~9時にライトアップも実施している。