はかま姿で練り歩く 富岡製糸場工女まつり 市製作映画出演の水島さん木村さん参加
富岡市中心街を富岡製糸場の工女のはかま姿などでパレードする「第3回富岡製糸場工女まつり」(NPO法人富岡製糸場を愛する会主催)が12日、開かれた。約200人が製糸場創業期の工女や偉人に扮(ふん)して、上信電鉄上州富岡駅前から製糸場までの約1キロを練り歩いた。
来年秋の劇場公開に向けて市が企画製作する映画「紅(あか)い襷(たすき) La Chronique de TOMIOKA~富岡製糸場物語~」で、創業期の伝習工女、横田英を演じる女優の水島優さんと、平田松役の木村夏子さんが参加。はかま姿で沿道の声援に笑顔で応えていた。
特製の衣装や付けひげで製糸建設を指導したポール・ブリュナや明治政府の大隈重信、伊藤博文、渋沢栄一、初代所長の尾高惇忠ら製糸場ゆかりの偉人になりきった人もいた。地元の中学生は工女姿で練り歩いた。飛騨高根観光協会(岐阜県高山市)による野麦峠の工女行列も特別参加した。
工女まつりは、富岡製糸場で製糸技術を学び、郷里で技術を広めることで、日本の近代化に貢献した工女に光を当てようと、2年前に始まった。
パレード終了後、関連イベントのシャンソン・コンサートが製糸場で開かれた。
【写真】富岡製糸場ゆかりの工女や偉人姿でパレードする人たち。女優の水島さん(右から2人目)も参加した
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