皮むきや早食い競う 大子でリンゴ祭り

茨城新聞
2016年10月3日

大子町のリンゴ狩りシーズンを迎え、「リンゴ祭り」が2日、大子町頃藤のJA常陸特産物直売所・奥久慈で開かれ、多くの家族連れが旬のリンゴを味わったり、皮むきや早食い競争などを楽しんだりした。

天候にも恵まれ、会場は早くから多くの観光客らでにぎわった。リンゴ試食には長い列ができた。旬の「秋映」「シナノスィート」などの品種を味わい、「食感が良い」「甘くておいしい」などと言いながら、袋詰めの新鮮なリンゴを買い求めていた。

皮むきや早食い競争、4キロ分のリンゴをカゴに入れるゲームなどもあり、盛り上がった。3人一組で長さを競う皮むきで、つくば市の山口文子さん(48)は、190センチもむいた。「毎日、包丁を握ってるから。薄くて細くむいたのが良かった」と笑顔を見せた。

主催したJA常陸大子町りんご部会の仲野広部会長は「町外から多くの客が来てくれた。これから本格的なリンゴ狩りシーズン。おいしい奥久慈リンゴを食べに来てほしい」と話した。

町内には約50のリンゴ園があり、樹上完熟で旬の異なる約70種のリンゴを栽培。12月上旬まで、さまざまな品種のリンゴ狩りが楽しめる。

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