「聖地」で日本一競う 10月2日、コロッケフェス
全国から35店が集結し、ご当地コロッケを提供する「第4回全国コロッケフェスティバルin龍ケ崎」が10月2日、龍ケ崎市の本町商店街通りなどで3年ぶりに開催される。当日は来場者の投票で“全国一のコロッケ”を決める。市内は関東鉄道竜ケ崎線に、レプリカコロッケ付きのつり革を備えたコロッケ列車がお目見えするなど、徐々に“コロッケ色”に染まっている。関係者は「コロッケの聖地・龍ケ崎に多くの人に訪れていただき、コロッケの輪を全世界に広げられれば」と意気込んでいる。
「全国コロッケフェスティバル」は、コロッケのイメージアップなどを狙って企画され、コロッケでの町おこしに取り組む同市と静岡県三島市、富山県高岡市が1年ごとに開催地となり開かれている。1回目は市制施行60周年を記念して、2013年11月に龍ケ崎市で開かれ、延べ約5万人が訪れた。
第4回フェスには、北海道から九州まで13道県からコロッケ料理の名物店が登場。同市の本町商店街通り約0・8キロを歩行者天国にして午前10時~午後3時半に行われる。開催地からは、市内の飲食店などで組織する「コロッケクラブ龍ケ崎」、市商工会女性部有志でつくる「まいんコロッケ」、県立竜ケ崎二高が参加し、米粉を使ったクリームコロッケ、はんぺんコロッケ、ジャガイモメインの昔ながらのコロッケなど個性的なコロッケを提供する。
当日は会場内の3カ所に投票所を設け、タブレット端末による投票を行う(龍ケ崎市のコロッケ3店は投票の対象外)。会場ではほかに、10分間でコロッケを何個食べられるかを競う早食い大会、龍ケ崎市在住のシンガー・ソングライター、かんなゆうきさんのライブ、市立愛宕中吹奏楽部のコンサートなどの多彩な関連イベントも行われる。
茨城新聞社は会場内に移動編集局を開局。市内の県立高校生2人が取材に当たる「一日市民記者」や「記念日の新聞」発行などを行う。
「コロッケクラブ龍ケ崎」の飯島進会長は「今回は過去最多の店舗が出店し、8万食の心のこもったコロッケを用意する。6万人以上の来場者を目指したい」と成功を誓う。
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