高原の風を切って ヒルクライムに520人那須

下野新聞
2016年9月5日

 【那須】初秋の那須高原を舞台にした自転車レース「那須岳ヒルクライムレース」(那須高原ロングライド実行委員会主催)が4日開かれ、県内外から集まった520人が標高差約700メートルの急勾配のコースに挑んだ。

 レースは、男子アスリートクラスが午前7時40分にスタート。年齢別などで8クラスに分かれた12~73歳までの参加者は、大谷交差点から大丸駐車場までの14・2キロと、マウントジーンズ那須駐車場までのハーフコース6・8キロを一気に駆け上がった。

 男子アスリートクラスで35分22秒でゴールした東京都青梅市本町、福祉施設職員宿谷英男(しゅくやひでお)さん(38)は3回目の参加で初優勝。「路面がぬれていたため下り坂で滑りかけたが、終盤で追い上げることができた。風がとても涼しく、気持ち良く走れた」と笑顔を見せた。

 埼玉県朝霞市岡3丁目、パート従業員御処野好美(ごしょのよしみ)さん(36)は昨年に続き女子で優勝。自己ベストの47分3秒でゴールし、「2連覇することができてうれしい。2位とあまり差がなかったので、次回は男子を追い抜く気持ちで挑みたい」と話した。

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