春待ちわびる陶びな 笠間で製作ピーク

茨城新聞
2016年1月25日

3月3日の桃の節句に向け、笠間市内で陶製のひな人形作りが最盛期を迎えている。同市笠間のやまさき陶苑では窯詰めを待つ愛らしい男びなや女びなが並ぶ。

同陶苑の山崎雅宏さん(63)は天日干しした人形の輪郭をヘラを使って整え、釉薬(ゆうやく)掛け、本焼きなどの工程を含め完成までに10日ほどかかるという。

「十二単(ひとえ)の優美さを表現。手にとって楽しんでほしい」と山崎さん。人形は笠間焼ひな人形を展示販売する「桃宴(とうえん)」(26日~3月3日)に出品される。

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