ビール品評会で部門別の最高賞 英国雑誌社が主催 那須ロイヤルスタウト

下野新聞
2022年9月21日

那須高原ビール(那須町高久甲、小山田孝司(おやまだたかし)社長)の「那須ロイヤルスタウト」が20日までに、英国で開かれたビールのコンテスト「ワールド・ビア・アワード2022」のスタウト部門で、最高賞の「ワールドベスト・スタイル」に選ばれた。同アワードは英国の雑誌社が年1回開く世界最大級のビール品評会。今年は50カ国から3200銘柄が出品された。

同社によると、スタウトは英国アイリッシュの伝統的な黒ビール。那須ロイヤルスタウトは、スタウト部門の日本の国内トップ銘柄(カントリーウィナー)に選出後、計10カ国のカントリーウィナーの中から1位に輝いた。同社が開業当初の1996年から製造するビールで、発酵と熟成のタンクを別にして手間をかけるなど、繊細な味わいを造り上げているという。

小山田社長は「味、香りなどの全体的なバランス、飲んだ後の切れ味、雑味のない那須の水などトータルで品質の良さが評価された。スタウトの本場で認められてうれしい」と喜ぶ。

今後、スタウトの栄養価の高さなど健康にも良いといい、アピールしていく考え。内容量は330ミリリットル。価格は880円。